new hatena paradise

平成のあいうえお

星も凍るような寒い夜

1月に観た映画のまとめでございます。
批評とも呼べないいわゆる感想の垂れ流しですけど、他人に読まれることでどう消化・処理されていくのか興味あります。

 

パーマネント野ばら
幸薄女性好きにはたまらん!ラストに思わず「そんなんさあ!」と口に出してしまう、そんな映画をそんなんさあ映画と名づけました。
なんでもない日常を描いただけかもしれないけど、ふとしたときに溢れ出しちゃう感情って見ててキツい。見所は、盛りのばばあが男をホテルに連れ込もうとして逃げられるところ。邦画は細かいニュアンスも直接感じ取れるから良いです。欧米と違った日本人独特の価値観とか、それなりに大事にしていきたいっす。日本万歳!でも海外万歳!でもなく。

ザ・タウン
途中で読み込めなくなってもやもやした。ファッキンDVD。面白かったのに…いつかもう一回観たい。

レスラー
プロレスってあんなことやこんなことしてんすね!って小ネタをいくつか見せてくれて、手品の種明かしみたいだった。楽しいっすよね、手品って。
レスラーのおっさんと娘とのやりとりは、プロレスラーに限らず、仕事や家庭を持つ人間にとっては共通の話題ではないでしょうか。持ってないけど。娘に趣味のわる〜いプレゼントを買ってく父親をみていて、うわあかわいいなあ、でも気持ちはうれしいだろうけど素直になれねえだろ子供は!なんて思ってもどかしすぎた。
自分にはこれしかないという何かをみつけることが、僕の人生の課題ですけど、とは言ってはみたものの、いろんなことに手を出していきたいものです。
あんま関係ないけど、学生プロレス面白いっすよ!リングネームがすべて下ネタです。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
ふらっと病院に検査しにいったらもう手遅れってくらいの病気がみつかって、即入院。偶然同じような境遇で同じ病室に詰め込まれた二人が意気投合して、死ぬ前に海見に行こうぜ!ってことで脱走。
もうどうせ死ぬしなんでもいいべってやけになってるわけではなくて、どうせ死ぬんだしいろいろ楽しもうぜ!って、なんだかんだポジティブに捉えてて好き。てめえ殺すぞ!って脅されたときも、いやあそんなこといったって僕もう死にますしwwって笑っちゃうとことかいいすなあ。深刻なことを深刻に捉えすぎると、ただただとても悲しくなるだけだと思う。
海を見に行きたい。

マーダー・ライド・ショー2 デビルズ・リジェクト
悪いことばっか好き勝手やりまくってたやつらが、最後に派手に殺されるんだけど、それがなぜかかっこよくて、完全に外道なのに好きになっちゃってた。はじめはなんとかして懲らしめてやりたい!そんですっきりしたい!と思わされるのに、なんか変な感じ。
似た話で、ファニーゲームって映画は胸くそ悪いまま終わるけど、デビルズ・リジェクトはどこか爽快感(なのか?)があるような気がする。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離
電車で偶然出会った二人の、一夜限りの恋(って書くと気恥ずかしい!)。
友達に電話してる体で話すやつがたまらんです。相手の第一印象、自分の心境なんかを、本人の目の前で話すやつ。ずっと長回しで二人を撮っていて、一部始終をずっと盗み見(?)をしてる感じ。
気まずさというよりは、もう今すぐにでもいちゃつきたいのに初対面という壁が!みたいなモヤモヤ感が、とてもけしからんように僕には思えた。すぐ手の届く距離にいて、おそらくお互いがお互いのことを受け入れていて、でも、嘘みたいで夢みたいな出会いを一歩ひいて俯瞰するような、知的で冷静な面もしっかりと持った二人だからこそ超えられない壁!みたいな!
さあみんなも勇気を出して、美女や美男子に声をかけてみよう!
続編のビフォアサンセットもなかなかよろしい映画らしい。

カイロの紫のバラ
みんな大好きウディアレンの名作。と言われて観てみました。ゆるいコメディでふわっとしたお話。映画のスクリーンから飛び出してきたイケメン俳優といちゃいちゃこらこらする。だけか?だけです。たしか。
映画の中で映画の話をするのってなんかいい。

その街のこども 劇場版
何も知らずに手に取ったら、偶然にもビフォアサンライズ日本版みたいな内容だった。とはいえ、出会い方こそ似てはいるものの、完全に相容れない二人。見た目も考え方もバラバラ。共通点は阪神淡路大震災で被災した経験のみ。
ビフォアサンライズよろしく長回し多様で、脚本があるのかわからないほどの自然な二人の会話は、人の会話を盗み聞きするのが好きな人にはヒットするんじゃないでしょうか。

 

というわけで、観た映画の感想なんかをちょろっとまとめてみる試みを始めました。
適当に流し読んでもらえればそれだけで幸せ。

他にも、音楽や本についてもまとめちゃうほどのやる気が出たらいいなあ。

みんなこうゆうのやればいいのに。
ただ、わたしがやっているのだからあなたもやってくださいの論理はコワイ。