緑したたる
5月に観た映画のまとめです。
ローマの休日
とても素敵映画で、名作といわれているのも納得。もう何度も何度も観てるけど、今回はiPhoneアプリで鑑賞してみました。といってもiPhoneを外部モニターに接続して観たんですけど、普通にきれいだし、わざわざDVD借りなくてもいいかもなあとか思っちゃいましたよこれ。となるとiTunesの映画レンタルとかも俄然興味出てきた。リッピングできなくなるらしいし。手間をとるか、価格をとるか…。
で、お話のほうはといえば、王女様と記者のかなわぬ恋の物語なんですが、ベタベタじゃん!けっ!と鼻で笑う人もいるでしょうか。僕は、設定のロマンチックさに酔いすぎず、かといってふざけすぎもせず、とても心地よい距離感でお話が進んでいくなあと思います。恋物語ってゆうか、冒険って感じですか。冒険モノです。
真面目な話だと説教臭いとか、ふざけすぎると笑いのツボが合わないとか、目が肥えてくるといっちょまえに批判したがるものだけど、ローマの休日はどうかってなると、そうなりにくいんじゃないか。誰も不幸にならないし、自虐的でもないし。こうゆうハッピー(?)な映画が溢れている世の中っていいかもしれないですね。王室の人たちからするととんでもない事件だけど。
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テルマエロマエ
阿部寛万能説という話題でよく盛り上がるのだけど、どんな作品を実写化する場合でも、必ず阿部寛にぴったりの役が存在するんですよ、不思議なことに。るろ剣だったら宇水、よつばとだったらジャンボ、ハンターハンターだったらレオリオ、そんでもってテルマエロマエだったら主人公とかできちゃうなあなんて話していた矢先に『テルマエロマエ実写化!主演阿部寛!』というニュースが舞い込んできたので、それはもう笑いました。時代が阿部寛に追いついたと感じました。
シチュエーションコメディはセットやキャラに説得力がないと単なるおふざけになっちゃうけど、そのあたりのクオリティはめちゃめちゃ高かった。ただ、上戸彩の役とか無しで、もっと裸の男どもがきゃっきゃうふふするだけにしといたほうが、名作になりえたんじゃないか。その筋のひとたちの入門書的な位置づけで。
この映画を機に、街の小さな銭湯にちょくちょく行くようになったミーハーな僕ですが、大抵2〜3人しかお客さんがいません。貸し切り状態の瞬間もあって、よくつぶれないなあとか心配になっちゃったりしちゃいました。
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マイバックページ
川本三郎という記者の回想録が原作だそうです。
1960年代後半から1970年代前半にかけての史実をもとにした映画で、学生運動が盛り上がってた時期らしい。実際どうかはあまり知らないけど、昔は、わざわざ大学に通って勉強するなんて人は、意識が高い一握りの人間だけで、それこそ勉強するための大学というイメージだったのではなかろうか。そうゆう人たちが積極的に活動していたのだから、政治的にも文化的にも、今より水準が高かったのかなあなんて。良いように語られてるのかもしれないけど。
それに比べると今の大学生なんてひよっこもいいとこで、みんな大学行くしとりあえず進学しとくかって人がほとんどじゃないかな。モラトリアム期間の延長って感じで。ってゆうか僕が。できるならしといたほうが後々役立ちそうだし、みたいな。もうモデルでも俳優でも芸人でも大卒の人多いし、そんなに大卒アピールしてもちょっと…みたいな気がする。というのは偏見だろうか。感想のつもりだけど。
教育の結果かはわからないけど、僕は基本的に、自分の考えをしっかり持って、おかしなことには反発するという姿勢がないです。めんどうなことは適当に聞き流してればそれで済む。だから何も変わらないけど、ダメならこっそり他でやる。でもその、他でやってるつもりのことも、大学が場所を用意してくれたり、頼りになる先輩達が作ったものを続けているだけで、自分で作り出したわけではないんだから、一体なんなんだ。
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あぜ道のダンディ
「急に大声出して怒鳴って、みんな病気なの?」という前評判を聞いてから観てしまったけど、そんなに気になりませんでした。急に踊りだすところはさすがに、えっ…と思ってしまったけど。
一種の家庭崩壊もの映画だと思うんですが、現実はこんなに甘くないのでは。家族を大切にしろとか、自分の家庭環境がいい人にしか言えないセリフじゃないのかなあ。嫌いな訳じゃないけど絶対に相容れない人間関係ってのもあるはずで、それがたまたま家族だったとしたら、うまくいかせる必要は本当にあるのかな。離れたほうがうまくいく形はないのかな。いい子ちゃんな感じで落ち着いちゃっていいのかな。みたいなことを、もし自分の子が考えてたら悲しいけどさ。
そこそこに気持ちはいいのだけど、フィクションノンフィクションのバランスが上手くとれてないような気がして、あんまり心の奥底にまでは響いてこない映画でした。
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ダークシャドウ
その昔、同じくティムバートン監督ジョニーデップ主演のスウィーニートッドという映画を観たときにも思ったけど、この人の作る映画は頭使って観ちゃだめだなとようやく悟った。そして古谷実ばりに、どれがどんな話だったかわからなくなる。
セリフ回しとかいつも若干スベッてる気がするんですが、訳のせいかなあ。外人的にはありなのかなあ。
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キャプテンアメリカ
最強の防御力が逆に最強の攻撃力に転じるというのは、ハンターハンターにも出てきた。
キャプテンアメリカは星のマークが入った鍋のフタが武器なんですよ。どうみても防具ってゆうか盾なんだけど、それを剣のごとくぶん回して戦う。ブーメランみたいにも使う。
ガリガリの童貞君がマッチョになって冷凍保存されるってだけの話だけど、このキャプテンアメリカさまを含むアメコミヒーローが集結した超大作と噂のアベンジャーズをはやく観たい。
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以上!
最近ひとりで映画を観ることが多いから、久々に学生のときみたいにみんなで観て、ああでもないこうでもないって言い合う遊びしたい。